ミライのおうち

ITで生活を豊かに。 デジタルツールを使ったり使わなかったりして子育てや生活を楽しくするための方法をいろいろ模索しているミライクのスタッフmikiyokoのブログです。

新しい学び:長男の小学校の場合

コロナの影響で長男の小学校は1学期はオンライン授業に切り替えてるので、しばらく我が家は在宅での生活が続く予定です。
3月から休校が始まって3ヶ月以上経ちますが、その間の学校の進化ぶりは目を見張るものがあり、この短期間で時代が数年先に進んだのではなかろうかと思うほどです。
色んなメリットが見えてきたので、まとめてみました。

オンライン授業を受ける学生のイラスト(男性)

先生による授業のYouTube配信

自分のペースで見れる。繰り返し見ることもできるので理解しやすい。(多分学校に行ってたら聞き逃してたり休んだりするとそのあと学ぶ機会失いやすいけど、オンデマンドだと抜け漏れ少なくなるし腹落ちするまで見れるのがいい)

リアルタイム授業

Zoomでクラスのみんなとリアルタイムに繋がりながら、活発に意見交換。一方通行の授業はYouTube、アクティブラーニングはリアルタイムと使い分けている様子。みんなZoom慣れしてきたので発言もスムーズ。
放課後には帰国子女の大学生たちとのオンライン英会話の場を無料で提供。

授業支援アプリ大活躍

ロイロノートというクラウドサービスのiPadアプリを通してリアルタイムに先生から課題配布。書き込みしてすぐに提出でき、個別に先生からメッセージ付きで返信を受け取るまでの流れがかなりスムーズで快適。YouTube授業、リアルタイム授業両方で活用。先生も提出の有無をすぐに確認できる便利さがある様子。
ちなみに親との連絡はGoogle Classroomを使う予定だそうだ。

n.loilo.tv

デジタル図書館

電子書籍が冊数制限ありで1週間無料で借りれる学校図書館オープン。
蔵書がかなり多く、借りるのも返すのも楽でいい。

学校がイベントを提供

繋がりを意識できるイベントを学校が開催。みんなで踊るダンスやみんなで合唱など。各家庭で撮影して提出したら先生が動画編集して作品を作ってくれる。みるとこみ上げるものがある。

学校がこまめに情報発信

公式Facebookページを通じて毎日先生の様子を発信し、まだ会ったことない先生でも身近に感じる工夫。現在のリモート体制の中で、先生方の動画制作風景や楽屋裏っぽいところも見せてくれてとても面白い。

登校再開後もICT

学校が始まってもiPadを使った授業がベースに。各教室にApple TVが設置され生徒達が自分のiPadを電子黒板に映し出すことができるようになるそうだ。自粛に対応するためだけの一過性の対策ではなく、コロナ関係なく新しい学びに向けての不断の進化の流れに乗った感じ。

 

今は学校によって対応方法は様々ですが、国全体として「GIGAスクール」構想を掲げ、今年度中に一気にICTを活用した学びができるように整えられていきます。そのための予算もガッツリついてるので、来年には全国の学校でこのような取り組みが当たり前になるのではとワクワクしてきます。

GIGAスクール構想の実現について:文部科学省

学びを止めないことの大切さを休校措置で痛感し、それをITで安価で解決できる環境が今あるわけだから、ふんだんに活用して欲しいと願うばかりです。

学びを止めないだけでなく、ICTを活用した学びを通じて、これからの時代は、勉強した時間で語るのではなく、その子に合った個別最適化された学びを通じてより効率的にインプットできる勉強の仕方が重要になってくるのだと肌身で感じます。

その子によって理解できるペースは様々なんだから時間や場所に制約を受けず学べる機会が生まれるきっかけがコロナによって生み出されたな、と心底感じてます。

教育はどんどん子供にとって実りある形になってほしいなあ。