新生活に向けて、とうとう我が子にもスマホを渡すことに。
周りが持ち始めてとうとう最後の一人くらいになったため仕方なくスマホを購入しました。
我が家が選んだのはiPhone。理由は下記。
- OSのアップデートサポート期間がAndroidより断然長い
- セキュリティもAndroidより高い
- 自分もiPhoneなので統一した方が保護者としてアカウント管理や制限をしやすい
などなど、さまざまなメリットがあったのでiPhone一択でした。
ただスマホを渡すだけでは、情報の海原と誘惑の波に無防備で飲み込まれるだけなので、「お母さん作!愛が詰まったITリテ講座」を受講した人のみ利用を許可するとして、これを機に情報を整理しました。
実際息子に説明したところ「なるほど、知らないことがいっぱいだ。気をつけて使う!」と言っていただき、まあとりあえずスタートを切ることができたと言えるでしょう。
せっかくなのでブログにもまとめてみました。
まずは基本ルールとリスクに関する知識をつけます。
まだ子ども側に経験が浅いから手触り感がないと思うので、なるべく具体的に想像できるようなコンテンツで整理してみました。
基本ルール
- スマホは適切に使う。自分の大切な時間をスマホで奪われないようにする。
- 〇〇しながらスマホを使わないようにする
- 個人の情報の取り扱いはリスクを理解した上で、ルールに則り扱いを厳重にする。
- 誹謗中傷をしない
- SNSはLINEかメッセージのみ。Twitter/Facebookは高校生から。
- アカウント作成は必ずルールに則って行う。
- 個人情報を秘匿する
- 不審な電子メールやテキストメッセージに返信しない。
- 課金は基本NG
- 親の管理下であることを意識し、受け入れる。
- 困ったことがあればすぐにお父さんお母さんに相談(傷口は浅いに越したことないよ)
リスクを学ぶ
依存症の話
スマホ依存とは、「スマートフォンの使用を続けることで昼夜逆転する、成績が著しく下がるなど様々な問題が起きているにも関わらず、使用がやめられず、スマートフォンが使用できない状況が続くと、イライラし落ち着かなくなるなど精神的に依存してしまう状態」のことを言う。思春期青年期年代に急激に増えており、一度依存状態になると脳が萎縮し、人生において大きなダメージにもなる。治療には長期の入院を要する場合もある。回避するためには、利用のルールをしっかり守ることが大切。 下記がその状態の一例。
- スマホが手元にないと落ち着かない
- 一日中スマホに関することを考え、どうしても触ってしまう
- メールやSNSを必要以上にチェックする(すぐに返信しないといけないと考えてしまう)
- 何気なくネットサーフィンや動画視聴をしていたら、気付くとかなりの時間が経ってしまっている
- 気付いた時にはおこづかい以上に課金していた
ネットいじめ
ネットいじめとは、インターネットやスマートフォンなどのデジタル機器を使って、他人を傷つけたり、嫌がらせをしたりする行為のこと。例えば、SNSでの中傷や誹謗中傷、メールやチャットアプリでの嫌がらせなどが挙げられる。ネットいじめを受けることで、被害者は心身ともにダメージを受け、うつ病や不登校など、深刻な問題を抱えることがある。ネットいじめを防止するためには、子どもたちがインターネットの危険性を理解し、ルールを守ることが大切。
個人情報のリスク
被害者になることもあるので、個人情報の秘匿、知らない人とつながらないなど、普段の行動を意識するのが大事。
ながら利用の危険性
スマートフォンをいじりながら歩くことは、身体的な危険があるため絶対に避けるべき。
- 歩きスマホ
周囲の状況に気が取られずに転倒したり、人にぶつかったりする可能性がある。また、歩きスマホをしていると、信号や横断歩道を無視するなどの危険な行動を取りやすくなる。歩きスマホをすることで、自分や周囲の人々に怪我を負わせたり、交通事故を引き起こす可能性があるため、絶対に避けるべき。(自転車もだよ) - イヤホンしながら移動
周りの危険を察知できず逃げ遅れることがあるので、周りの音が聞こえるようにしよう。 - 人と話しながらの利用
家族や友人とのコミュニケーションが希薄になり、孤立感を増大させることがあることがあるので、ちゃんと気持ちを切り替えましょう。 これみていかに危険か想像してみよう。
詐欺などに巻き込まれる危険性
世の中には騙そうという人はたくさんいる。あの手この手で個人情報を取得するなどして、個人に関する情報を不正に取得し、悪用するのが目的。
とにかく返信したりクリックしたりせず、不安なら親に相談しよう。普段から冷静になって「おかしなところ」に気付ける感度を持つのが大切である。
- おかしなところの例
- 文面の日本語が何かおかしい。
- 送信元のメールアドレスなどが大手企業に似てる、もしくは差出人と全然関係ないなど不審な点が見受けられる。
- 「いますぐ」「プレゼント」など、すぐの対応を促したりむやみやたらお得さを強調していたりしている。
- リンク先のアドレスが大手企業に似てる、もしくは差出人と全然関係ないなど不審な点が見受けられる。
例:チェーンメール/メッセージ
チェーンメール/メッセージとは、一定の内容を持ったメッセージを受け取った人が、それを複数の人に転送することによって広がっていくもの。
特徴は以下の通り。- コンテンツが感情を誘発するものが多い
- メッセージの転送を呼びかける文言が多い
- 転送しない場合に不幸が訪れるといったジンクス的な文言が多い
一見すると良心的な呼びかけや、不幸を避けるための呪術的な要素が含まれていることが多く、転送しないと不幸が訪れるといった内容に恐怖心を抱かせるものがある。
しかし、実際には転送しなくても不幸が訪れるわけではなく、単なる迷惑メールの一種である場合がほとんど。また、転送先のアドレスが間違っていたり、転送が拒否された場合、送信元のアドレスが収集されたり、ウイルスが送りつけられることもある。友達などに送ることで、被害者を増やすことにもなる。
そのため、チェーンメッセージを受けた取った際は転送したりクリックしないことが望ましい。
- 過去にあったLINEでのチェーンメッセージの例
- 迷惑メールの事例と対処法
- 詐欺ではないものもあるので判断がまだ難しいと思う。まずはすぐにリンクをクリックしたり友達に送ったりせず、親に聞くようにしよう。
- 特徴な文面をもとにGoogleで検索すると、過去に同じような詐欺メールなどを受け取ったことがある人やサービスサイトからの注意喚起が出てくる可能性もあるので、調べる癖もつけよう。
- 大事なのは「そんなに美味しい話はない」ということをしっかり覚えておくこと。騙されないための知識や冷静な知性はとても重要なので養っていこう。
不安なことや嫌なことがあったら
- とにかくお父さんお母さんに相談しよう
- 話しにくい内容だったら匿名の報告相談アプリもあるよ
ここまででまず「今までの生活とは違う緊張感を持った方がいいんだな」と意識を向けられるのがいいのかなと思います。
同時に、親も知識をつけていかないと、子ども達の危険は防げないとも思うので親としても外の情報も子どもの情報も感度高く持つのが大事です。
ではそれぞれ具体的な対処法については次の回でまとめます。