日記を見ていたらちょうど2年前の一昨日、Oculus Quest2(現Meta Quest2)が届いたそうな。もう2年も遊んでるのか。。。ほぼほぼフィットネスマシンと映画館として使っていて欠かせないものとなっていますね。
先日日本時間10月12日早朝、Meta Connect 2022という、Metaの新しい発表目白押しの基調講演があったのですが、個人的にワクワクすることがいっぱいありました。
でもそれぞれリリース時期もバラバラだし、時間経つとワクワクポイント忘れそうなのでメモるだけメモってみました。情報量多すぎてあってないかもしれないけど。あとで「あれ、これもうローンチされたのかな?」とかチェックするための備忘録です。
元のKeynoteスピーチはこちらを見れば一目瞭然!(1時間半あります)
では独断と偏見でいくつか気になった点をピックアップしてみたいと思います。
うまく聞き取れず理解間違いもあるかもしれないのであらかじめご了承いただきたく。。気になる方は上記の公式のソースでご確認ください。
<目次>
ソーシャルの話
リアルで会うのと、Zoomみたいに画面越しでみることの間に位置付けるような人との繋がりを助けるソーシャルメタバースを作りたいということで、そこにいる感覚、を重視した機能が目白押しでした。
- パーソナルスペース
- 友達を呼ぶだけでなく、自分自身のプライベートなバーチャル空間として色々カスタマイズできるようになるみたい。まさにそういうの作ってみたかったのですぐに使ってみたい!
- 友達を呼ぶだけでなく、自分自身のプライベートなバーチャル空間として色々カスタマイズできるようになるみたい。まさにそういうの作ってみたかったのですぐに使ってみたい!
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Magic Room
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- プラットフォームに縛られず、全ての作業者が同じ空間でコミュニケーションを取ることを目的としたプロジェクト。これにより、遠隔地の参加者のアバターや3Dオブジェクト、ホワイトボードなどを現実空間にレイヤーできるほか、参加者全員が同じツールを使うことが可能になる。リンクで簡単に人を呼び込めるのも良い。どちらかというと、非VRユーザに対してVRの世界を「覗ける」ようにして、興味をひかせるのが目的かな、と。高額な端末が必要な時点で裾野広げるの大変だもんね。ただ、これだけで今までVR買ってない層が「自分もやってみたいなあ」と思えるコンテンツかどうかは不明だ。
アバターの進化の話:より現実に近いコミュニケーションへ
- アバターが今よりもよりリッチな表現ができるようになる。
- さまざまなアプリでもアバターが使えるようにする。Zoomとも連携予定。Meta Avaters SDKによって、開発者がアプリに組み込みやすくする。iOSやAndroidでも使えるようにしていく。
- アバター用のアパレルショップ、Aveters Storeを今年後半にローンチ予定。多分さまざまなブランドが出しそうな感じ。
- 表情を豊かにするMovement SDK。Quest Proの機能だけど、表情をかなりトラックしている。youtu.be
- 足の再現:AIによって学習した仮想の足をアバターにつけることができるそうだ。どこまでそれっぽくできるんだろう。自分の足見えないからちゃんと正しい動きしているかわからんような。
youtu.be - 現実世界からパーツを簡単にスマホで3Dスキャン→自分の仮想空間にアイテム配置。まさにデジタルツインな世界。
- さらに次世代のアバターは、現在研究段階だがほぼ実写の領域。スマホでスキャンするだけで良い。リアルアバター。人は変身したい欲もあるから気分に合わせて変身できたらいいな。
- 他にも色々研究中の機能がある。より自然に、リッチなコミュニケーションを目指す。
ゲームの話
- Among Us VRとうとう発売!Trailer見る限り、移動方法がワープ系ではないので酔いそうな気がするけど、まずはやってみたい。でも今までの2Dバージョンと違ってプラットフォーム限定されすぎだから人数集まらない気がしてならない。youtu.be
- Iron Man:PlayStation VR専用だったゲームのQuest2バージョン。なりきりたい。
- Microsoftとの提携でXboxのゲームも、今後Quest内でリリース予定の「Xbox Cloud Gaming」というストリーミングサービスを通じて遊べるって発表があったけど、実際のところは2Dのゲームを大画面で遊べるってだけでテレビの代用でしかない印象。MinecraftがVRに対応したってわけじゃなくて残念だし、しばらく実現できないのかな。
フィットネスの話
- ニーズの多かった、iOSと連携するアプリを出すとのこと。ヘルスケアアプリやフィットネスアプリと連携するようになるのかな?結構ライフログとしてヘルスケアアプリを使う身としては、なんでも一つに纏まるのは嬉しい。
より仕事環境としてのVRの活用の話
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Zoomからも簡単に入れたりWeb版のHorizon Worldだったり、端末持っていない人でも簡単に体験できるようにするとのこと。ブレイクアウトルームもできる。
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Microsoftとの連携でよりOffice SuiteをVR空間に入れようとしている感じ。
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Meta Quest for Business(サブスクサービス)で仕事用アカウントが作成できて、仕事の人格とプライベートを分けられるのは大きい。
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セキュリティの強化。今は会社パソコンとVR繋いでいいのか躊躇うことが多かったからすごく重要なポイントになりそう。
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ただそもそも端末が必要になるハードル(しかも高い)から大企業がすごい予算を投じない限り普及はしなさそう。
新端末Meta Quest Proの話
- VRのみならず、現実世界に映し出すAR(MR)機能がついた。
- 主に業務で使うことを想定したプロダクト
- 何かを作る時、コラボレーションのしやすさと創造性を広げるためにさまざまな機能を詰め込んでいる。実際、MRで同じ制作過程を共有して作っているイメージが印象深い。
- より正確なトラッキング
- 360度のフル可動域を実現するために独自のセンサーを搭載し再設計された「Touch Proコントローラー」。今までヘッドセットとLEDリングで位置情報をやりとりしていたものをコントローラー単体で動きを検知できるようになったことで、より細かいトラックができるようになる。ペン先をつけられるのでより細かい書き込みもしやすくなった。(Quest2はペンが太すぎてどこに書いているのか全然わからなかったしね)
- 価格が高い
- 同様の機能を持ったHoloLens(42万)のような他社製品に比べ安いとはいえ22万越えは泣く。円安抜きとしても1500ドルだし、10万切るレベルじゃないと普及は難しそうな印象だ。
所感
全部は網羅できてないと思うので詳細気になる方は是非本編を見ていただきつつ、これからのメタバースについて想像を膨らましてもらえたらと思います。
にしてもあらためて、実名主義のFacebookらしく、バーチャルの世界でも「リアル」に寄せていくスタンスは変わらず。
メタバースって、従来の感覚だと自分に寄せるというよりは「もう一人の自分」みたいな表現の期待値が大きいのかな、と。私も身内に女性に扮してVR Chatに生息している男性がいますし、サマーウォーズや竜とそばかすの姫でも種族すら違うし。
Metaは多重人格、なりきり、などを許容しなさそうだなあと。ただ今回ビジネスを意識した使い分けは提案していたので、公私の区分けはつけるんだろうなと思いました。せめてそこの見た目は変えたいw
しかし、どんな形であれバーチャルの世界は広がるのかな?という夢は膨らみます。
これからの子供たちにとってはバーチャルファーストになるかもしれない。
リアルよりも仮想空間(VR)、拡張空間(AR)の方が体験がリッチになるかもしれない。
そんな未来が、ここ数年で訪れるかもしれないな、とそういうふうに感じたイベントでした。
ワクワク!